救いの証

教会の改修工事をしていた大工さんが救いに導かれた証

昔を思い出すと、私は学校を卒業後、商社に勤めて、国内と海外で13年くらい営業の仕事をしていました。会社の仕事ですから、ちっとも面白くはないんですけど、ただ仕事が終わってホテルに戻ると、必ずチェストの中に聖書が入っていました。なんか、どこに行っても入っている。ただそれをめくったことは一度もないです。まず興味とか関心とかが非常に薄かったです。ただ、なんでこの聖書っていうのは、どこのホテルにもあるのかな、くらいにしか思っていませんでした。それで通り過ぎてしまっていました。

またサラリーマンの時に、同僚の彼女が、横浜スタジアムにあるチャペルセンターという教会に通っていて(今はもうないと思いますが)、同僚に「ちょっとおまえ1回付き合えよ」と言われて、僕も2回くらい行きました。ただ2回とも、近くまで行ったけど、教会の中には入らなかったです。それはなぜかというと、教会では約束事のようなものがあって、我々のような俗人というか凡人は入れないのではないかと思って、入りませんでした。

 たぶん教会に縁のない方っていうのは、その程度の知識なんじゃないかと、今でも思います。教会に対する認識なんていうのは、その程度でした。
海外に出張に行った時も、ホテルには必ず聖書があって、これは何が書かれているのかな、くらいにしか思っていませんでした。

また今から35年位前の、1987年頃、牧師夫人のお母さんの自宅の工事をすることになり、その際、事務員の人から「 教会をやっている方のようですよ。」と言われて、「へぇー」で終わっているわけです。教会というところは何をやっているのか分かりませんでしたが、そういう縁で、この教会の工事をさせてもらうようになり、今に至っています。

 水曜日の学びに何回か来てからは、聖書っていうのは何を学ぶんだろうという興味とか関心はすごく持つようになりました。ただまだまだひよっこで、何も分からないので、一生懸命勉強している最中です。

 そして今まで何回か教会に来て、非常に驚いていることがありますが、その一つは、みなさん聖書に対する理解度が非常に深いなぁということです。
また、二つ目は牧師の説教には、非常に驚きました。今でもそうですけど、聖書を見ただけでは、僕はまだまだ全く理解できないですが、牧師の噛み砕いた、平易な話し方っていうのは、よその教会でも、これだけ分かるような言い方をしているのかなっていつも思っていて、非常に関心というか、驚いています。普通なら、これは金を出しても聞かなければいけないものだと思っています。

僕は今日、洗礼を受けて、これから皆さんの一員になる、今日はスタートだと思っていますから、あとは徐々についていこうかと思っています。以上です。ありがとうございました。

2020年 ​小宮 和久

 

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